【表具修理】昔の仕事シリーズNo.001【掛軸】
最近、御朱印帳の制作に当てる時間を確保できず、なかなかブログを更新するネタがないので、「昔の仕事シリーズ」として、過去の表具修理の記録写真を載せていこうと思います。
この作品は俳画ですが、くずし字が読めなくてどんな俳句なのかわかりません。
「五月雨や 折々?か 見えてまた(多)」
「折々」の下の字は「正」の字のようにも見えますが、どうなんでしょうか。
「五月雨や 折々正か 見えてまた」
意味がわかりませんね。「五月雨や」と「折々」と「見えて」は合ってると思うのですが……。
花のほうは、菖蒲(ショウブ)か綾目(アヤメ)か杜若(カキツバタ)のどれかですね。ネットで調べて実際の花の画像と見比べたところでは、カキツバタの可能性が高いと思います。
本紙の洗いをして全体的に明るくなり、明朝仕立てにしてあります。