【表具修理】昔の仕事シリーズNo.002【掛軸】
今回は書です。
ほぼ読めません。
落款には大正丁巳(ひのとみ)とあるので、調べてみたら大正6年(1917年)でした。
仙樵は茶人の「田中仙樵」でしょうか。
長く表具の仕事をしていた割には、崩し字や作家に関しては不勉強で、詳しい情報を提供できなくてすみません。この世界、贋作も多いので、下手に詳しい情報を載せるとツッコミが怖い……ということにしておきましょう。
元の表具が紙表具で、表面の顔料が本紙に移っています。洗いをしましたが、紙の繊維に入り込んだ顔料は取れませんでした。